いずれにせよ、私たちの脳は、普段から慣れ親しんでいるものと形さえ似ていれば、それと思い込んでしまうようにできています。
こうした過去の遺物を現代品と誤認してオーパーツを語る手法は、かつて英国の作家グラハム・ハンコックが自著の中で多用してベストセラーとなったりもしました。
そのため多くの人達が考古学に関心を持つきっかけになったり、過去の作品を楽しむ遊びとして魅力的な要素があります。
本当にオーパーツだと喧伝してしまうといささか問題がありますが、こうした美術品は他にもたくさんあるでしょうから、図鑑や画集を開いて、”オーパーツ”を探してみるのは面白いかもしれません。
全ての画像を見る
参考文献
People Believe This 1937 Painting Is “Proof” Of Time Travel
https://www.iflscience.com/people-believe-this-1937-painting-is-proof-of-time-travel-65739
Mr. Pynchon and the Settling of Springfield: a baffling lesson from art history
https://e-discoveryteam.com/2017/08/27/mr-pynchon-and-the-settling-of-springfield-a-baffling-lesson-from-art-history/
8 Truly Puzzling Artworks Showing Ancient People Using Modern Tech!
https://www.ancient-origins.net/artifacts-ancient-technology/ancient-technology-0017394
ライター
大石航樹: 愛媛県生まれ。大学で福岡に移り、大学院ではフランス哲学を学びました。 他に、生物学や歴史学が好きで、本サイトでは主に、動植物や歴史・考古学系の記事を担当しています。 趣味は映画鑑賞で、月に30〜40本観ることも。