■「事故渋滞でも起きたら…」と恐怖の声

なお、標識には記載されていないが、宇都宮方面へ進行した場合は羽生PA(埼玉県)まで86kmと、その間隔はさらに広がるという。

前出のポストを受け、Xユーザーからは「75kmトイレ無しで、事故渋滞でも起きたら…」「ガソリンはともかく、トイレが問題なのよ」「お腹が弱いのでこの区間で催すと、漏らすの確定だ…」など、絶望の声が上がっていた。

そこで、「東日本高速道路株式会社」(NEXCO東日本)に高速道路上のトイレの設置間隔について尋ねたところ、同社の『設計要領』第4集の「休憩施設」には、「利用者が披露および生理的欲求を感じた際に利用する施設(トイレ、休憩所)を概ね 15~35km 毎を目安に配置すると良い」と記載されていることが判明。

この点を考慮すると、「75km(86km)先までトイレが存在しない」というのが、なかなかに異常事態であるという事実が感じられるだろう。

なお、NEXCO東日本担当者は、「この目安に加え、周辺道路環境を考慮した上で、休憩施設を設置しています」と、説明していた。

ちなみに、法令(道路構造令)では「パーキングエリア、サービスエリアは必要に応じて設けるものとする」という記載のみで、具体的な設置間隔については明記されていないという。