環境に優しく、しかも汚れ落ちのよい洗剤は多くの消費者が望むところであり、本研究で提案されたピッカリングエマルション型の天然洗剤はその有力な候補となりそうです。

研究チームの成果は、合成界面活性剤に依存しない次世代の洗浄技術の可能性を示すものと言えるでしょう。

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元論文

Physical Cross-Linking of Cellulose Nanofibrils with Zein Particles as an Eco-Friendly Detergent
https://pubs.acs.org/action/showCitFormats?doi=10.1021/acs.langmuir.4c04398&ref=pdf

ライター

川勝康弘: ナゾロジー副編集長。 大学で研究生活を送ること10年と少し。 小説家としての活動履歴あり。 専門は生物学ですが、量子力学・社会学・医学・薬学なども担当します。 日々の記事作成は可能な限り、一次資料たる論文を元にするよう心がけています。 夢は最新科学をまとめて小学生用に本にすること。

編集者

ナゾロジー 編集部