各自治体には配偶者暴力相談支援センター(DV相談窓口)が設置されており、ストーカー被害でも対応してもらえます。
ここではカウンセリングや安全確保、一時保護の手配、法的手続の案内など総合的な支援が受けられます。
たとえば東京都では23区在住者向けに「東京都女性相談支援センター」で相談を受け付けており、多摩地域にも支所があります。
大阪府でも「大阪府女性相談センター」や大阪市の「配偶者暴力相談支援センター」で専門相談を実施しており、男性からの相談も可能です。
お住まいの地域の相談センターは内閣府男女共同参画局のウェブサイトや市役所の案内で確認できます。
公的機関の相談員は警察とも連携してくれるため、「警察にうまく伝わらなくて…」と正直に打ち明け、間に入ってもらうことも検討してください。
法律的な支援も活用
法テラス(日本司法支援センター)には「犯罪被害者支援ダイヤル(0570-079714)」という相談窓口があり、DVやストーカー被害に関する法律相談を無料で案内しています。
経験豊富な職員が話を聞き、必要に応じて適切な支援機関の紹介や弁護士相談の手配をしてくれます。
収入等の条件を満たせば、被害者向けの法律相談援助制度を利用して無料で弁護士に相談することも可能です。
接近禁止の保護命令を裁判所に申立てる場合など、法テラス経由で弁護士のサポートが得られます。
行政の男女共同参画センターにも無料の法律相談日を設けている所がありますので、「○○市 DV 法律相談」で調べてみましょう。
その他公的サービス
各都道府県の男女共同参画センターや女性センターではDV・ストーカー相談のほか、一時的なカウンセリングや同行支援をしてくれる場合があります。
必要に応じて住民票閲覧制限(加害者から住所を知られない措置)や、子どもがいる場合は児童相談所との連携など、公的制度の案内も受けられます。
生活保護や住居確保給付金などの福祉制度についても福祉事務所で相談できますので、生活面の不安も遠慮なく伝えてください。