休憩の間にワークスペースの掃除や整理整頓をすることも、頭の切り替えに効果があるようです。
掃除や整理整頓はあまり休憩になっていないようにも思えますが、仕事に関する雑念が入りにくいので、認知機能のリセットに非常に向いています。
上手く休憩してストレスの少ない働き方を
上記の方法は認知機能の回復や仕事の効率アップに有効な休憩の過ごし方として推奨されるものです。
4月に入り、これまでとは生活の環境が変わった人や、新しく仕事についた人も多いでしょう。上手な休憩の取り方は、慣れない仕事へ取り組む際の助けとなるものです。自分に最も合った休憩の取り方を見つけるといいかもしれません。
そして今回の研究結果が示すように、休憩のタイミングを時間で決めるのではなく、仕事の区切りがいいところで取るようにすると、余計な認知負荷を予防できるかもしれません。
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参考文献
Short work breaks can lead to more fatigue, less focus
https://www.earth.com/news/short-work-breaks-can-lead-to-more-fatigue-less-focus/
元論文
Regular short-duration breaks do not prevent mental fatigue and decline in cognitive efficiency in healthy young men during an office-like simulated mental working day: An EEG study
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0167876023000612
ライター
大石航樹: 愛媛県生まれ。大学で福岡に移り、大学院ではフランス哲学を学びました。 他に、生物学や歴史学が好きで、本サイトでは主に、動植物や歴史・考古学系の記事を担当しています。 趣味は映画鑑賞で、月に30〜40本観ることも。