ーINAC神戸レオネッサ時代には数多くのタイトル獲得に貢献なさっています。2021年に発足された大宮アルディージャVENTUSにもたらしたいことや若手選手に伝えたいことはありますか?
仲田:私自身もINAC神戸レオネッサに9年在籍していて、そこからの移籍だったんですが、新しいクラブをゼロから創り上げるという部分に魅力を感じて移籍を決めました。今年で在籍4シーズン目ですが、若い選手は伸び伸びと自分の良さを出していってほしいし、私も若い時を振り返ると偉大な選手とプレーしていてなかなか自分を出せなかったり、自分のプレーを出すのに2~3年かかったりしたので、まずは若い子たちには自分の良さをどんどん出してほしいなと常日頃から伝えています。
私も気づけばベテランの域に達しているので、若い選手と張り合えなくなってしまうと(現役続行が)厳しいと思っているので、言葉で伝えるというよりは自分が出来るところまでやり切っている姿や姿勢を他の選手には見てもらって何か感じてもらえればよいのかなと思っています。常に自分が100%以上出し切ることはこのクラブに来てから常に意識していますね。

「日常でリラックスできる時間を」
ーサッカー選手を続けていくことを考えるとオフ・ザ・ピッチでも体に気を遣うことが大事になってくると思います。普段から意識していることはありますか?
仲田:元々、大きい怪我が少ないタイプではあったんですが、年齢を重ねていくと共に疲労の抜けが遅くなったなと感じるところはあります。ただ、私は敏感にもなりたくないですし、そういった部分(気にしすぎない事)も大事だと思っているので、特別なことはしていないです。ただ、休息をとることや食事をバランスよくとること、湯船につかってゆっくりする時間を作ったりなど、日常でリラックスできる時間を作ることがこの歳になって大事なことだなと思いますね。