コメの価格上昇が続いており、4月中旬には全国のスーパーでの5キロあたりの平均価格が4220円に達し、16週連続で値上がりしました。政府は価格抑制のために備蓄米を放出しましたが、効果はほとんど見られていません。

背景には2023年産米の不作と精米歩留まりの減少に加え、訪日客の増加や災害への備えなどによる需要増が重なり、需給バランスが崩れたことや、精米処理能力の限界や輸送・包装資材の不足、さらには農水省への報告義務といった事務負担が、備蓄米の流通の遅れをさらに悪化させているといわれていますが、それらは根本的な原因ではありません。

このような状況下で、コメの店頭価格は当面高止まりすると見られています。

どれだけ消費者を困窮させても国消国産にこだわりたいJA