ぶっ跳びフリーリグは横風に負けずはるか先に着水、着底。アクションは特につけず底をとりながら流れに乗せ、ゆっくりとリトリーブ。砂泥底なのでリールの巻取りもスムーズです。
ただ広大なフィールドだけにポイントを絞り込むのが難しいので、とにかく投げては巻き、投げては巻きの繰り返し。たまにわずがなゴツッという感覚があり、もしや?と思ってもそれはゴロタに当たったから。アタリを期待するあまりの錯覚、ルアーフィッシングあるあるですよね。
マゴチは待ち伏せして捕食するタイプなので、ルアーがうまく側を通ってくれればいいなと考えつつ、こちらも少しずつ移動しながらキャストを繰り返す、足を使って探します。
待望のヒット
アタリがないまま1時間余り、昨年実績のあった辺りまで移動してみることに。潮位もランディングしやすいところまで上がってきたのでロッドを立て気味にして穂先を注視。底を感じ取りながらリールを巻いでいくとブルブルっと小刻みなアタリからの穂先の確かな押さえ込み。これは錯覚じゃない、重みが乗ってフッキング、最高の瞬間来たる!
しっかりと弧を描くロッド、ジリジリと鳴るドラグ。強烈な生命反応を体全体で受け止め、徐々に間合いを詰める。間違いなく大物なれどもマゴチか?クロダイか?相手への期待とバラシの不安が入り混じる、さあ何が現れるかな。

現れたのは茶色と白の平たいボディ、良型マゴチの登場です。長い魚体に手こずりながらランディングに持ち込めば大きな口でバグアンツを丸飲み、フックが上顎を突き抜け迫力満点。暴れる本命に戸惑いながらフックを外し、写真を撮って早めにリリースします。釣果を得たことによりルアーマゴチ開幕と判断、良型ゲットに大満足です。
再び木曽川へ
気をよくして1週間後の4月15日、再び木曽川河口へと釣行。しかし前回とは打って変わって天気は荒れ模様。寒の戻りと強風の中でのロッドワークを強いられることに。
