この研究結果は、子どもだけに限らず、大人の学習にも応用可能です。

何かを覚えたいとき、キーボードでメモを取るより、実際に手でノートに書き写したほうが記憶に残りやすいと考えられます。

未だに「ノート派」が多いのも、これが理由の1つかもしれません。

また、教育の現場においては、早期からコンピュータで学習を進めるよりも、まずは鉛筆で書く体験を大切にすることが重要だと言えます。

指先を動かすことは、脳を育てることにつながります。

あなたも、久しぶりにノートとペンを取り出して、「書いて覚える」体験をしてみませんか

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参考文献

New study shows handwriting boosts early reading skills more than typing
https://www.psypost.org/new-study-shows-handwriting-boosts-early-reading-skills-more-than-typing/

Writing by Hand Helps Children Learn Letters Better
https://neurosciencenews.com/hand-writing-learning-28806/

元論文

The impact of handwriting and typing practice in children’s letter and word learning: Implications for literacy development
https://doi.org/10.1016/j.jecp.2025.106195

ライター

大倉康弘: 得意なジャンルはテクノロジー系。機械構造・生物構造・社会構造など構造を把握するのが好き。科学的で不思議なおもちゃにも目がない。趣味は読書で、読み始めたら朝になってるタイプ。

編集者

ナゾロジー 編集部