「実際に散布されている」? 根強い支持者の声
根拠のない陰謀論とされるケムトレイルだが、著名な人物の中にも、その存在を信じ、懸念を表明する人々がいるのも事実だ。先月行われた法案に関する公聴会では、複数の証人が、フロリダ上空で環境改変を目的として、航空機がすでに銀、二酸化銀、アルミニウム、バリウム、ストロンチウム、カドミウム、ポリマー、マイクロプラスチックなどのナノ粒子を投棄していると証言した。
証人の一人、ブラッドフォード・トーマス元判事は、「これらが民間航空会社の定期便でないことは間違いない。太陽光を弱める目的で、エアロゾルを空に注入しながら飛行している航空機だ」と断言した。法案の共同提出者であるケビン・スティール州下院議員(共和党)も、クラウドシーディング(人工降雨)に関連するケムトレイルは存在が証明されていると証言。「重金属が私たちの州の上空に散布されることには、あらゆるレベルで反対だ。それらの重金属が重大な健康問題を引き起こすことは科学的に分かっている」と述べた。
このように、フロリダ州のケムトレイル禁止法案は、陰謀論、気候変動対策としてのジオエンジニアリングへの懸念、そして科学的な見解が複雑に絡み合いながら、議論を呼んでいる状況だ。
これからはフロリダの空を見上げても、純粋な飛行機雲だけを(たぶん)楽しめるようになるのだろう。
提供元・TOCANA
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