イーロン・マスクの警告と専門家の見解
マスクは長年にわたり、出生率の崩壊が文明を崩壊させると訴えてきた。「偉大な文明は戦争ではなく、出生率の低下によって崩壊してきた」と彼は語る。その一方で、国連人口部門の元ディレクターであるジョセフ・チャミー氏らは「マスクは自動車の設計には長けているが、人口予測には向いていない」とやや皮肉を込めた見解を示している。
実際、世界全体の人口は2080年代半ばまで増加を続けるとされ、最近の予測では、世界人口は2080年代半ばに約103億人でピークに達し、その後緩やかに減少すると見られている。しかしながら、先進国を中心に“人口崩壊”が現実のものとなっている地域も多く、特に2050年以降の経済モデルへの影響は無視できない。

(画像=Image by Stefan Keller from Pixabay,『TOCANA』より 引用)