さらに、「ネット証券はセキュリティが脆弱」「個人任せの対策には限界がある」といった声も多く、根本的な改善を求める意見が相次いでいます。

個人投資家の中には、ネット経由での売買を停止するなどの自衛策を講じる人もいます。

証券会社が一丸となって対策に乗り出すとともに、政府・金融庁・業界団体が連携し、「貯蓄から投資へ」という流れを損なわないよう、より安全で信頼できる証券取引環境の整備が急務となっています。今後は補償や認証制度だけでなく、サイバー攻撃の発生を前提としたリスク管理体制の強化も求められます。