証券各社で判明した口座乗っ取りを巡り、口座のIDやパスワード延べ10万件超が闇サイトなどで流通していることが民間調査で分かった

— たけぞう (@noatake1127) April 9, 2025

犯罪グループは、流動性の低い銘柄を狙って株価を操作し、乗っ取った複数の口座を利用して不正に利益を得ていたとみられます。これは金融商品取引法違反の相場操縦に該当し、証券取引等監視委員会などが調査を進めています。

こうした状況を受けて、日証協は証券各社に対し、指紋認証やワンタイムパスワードを用いた「多要素認証」の義務化を要請しています。4月末時点で67社が導入の方針を示しましたが、システム対応や顧客離れへの懸念などから、導入に慎重な声もあります。

証券取引所では、通常以上にリアルタイム監視を強化し、異常な値動きや不正取引の早期発見に努めています。ただし、証券会社と取引所との連携が遅れたことで、初動の対応に課題があったとの指摘もあります。