恐怖の「デスロール」

 ラライはさらに男性の太ももに噛みつき、体を何度も回転させる「デスロール」を繰り出した。これはワニが獲物を引き裂くために使う極めて獰猛な攻撃方法だ。

 男性は囲いの中で約30分もの間、苦痛にもがき続けたと報じられている。最終的にラライの飼育員が命がけで救助に向かい、セメント片でラライの頭を殴打したことで、ようやくワニはその顎を緩めたという。

 救急隊員が駆けつけ、男性の負傷した腕と太ももを布で縛って止血。その後、彼は治療のため病院に緊急搬送された。最終的に50針以上も縫う大怪我を負ったとのことだ。