フィリピン南部にある動物園で、無謀な観光客がワニの囲いの中に侵入し、自撮りをしようとしたところ、ワニに襲われるという恐ろしい事故が発生した。男性は、体長約4.5メートルもある巨大な爬虫類を、なんと「作り物の像」だと思い込んでいたという。
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危険な自撮りの代償
報道によると、この29歳の男性観光客は、大胆にも金網フェンスをよじ登り、水の中を歩いてワニに近づき、スマートフォンを取り出して自撮りを始めた。
周囲にいた人々は恐怖に叫び声を上げ、「早く出ろ!」と警告したが、時すでに遅し。怒ったメスのワニ「ラライ」は男性に飛びかかり、その鋭い歯を彼の腕に深く食い込ませた。
4月28日に動物園で撮影された身の毛もよだつ映像には、捕食者に腕を噛まれ、囲いから逃れられずに苦痛に叫ぶ男性の姿が記録されている。