脈打つ赤褐色の物体?(襄陽)

 さらに別の都市、襄陽(ヤンヤン)でも、空に奇妙な現象が起こっていた。地元の役人、キム・ムンウィは、彼が見たものを次のように記述している。「午後2時頃、晴れた空を背景に、ブルゴーニュ(ワインレッド)と黄土色をした小さな点が現れた」。

「それは5~7メートルになるまで大きくなった。その間ずっと物体は脈打っていた。収縮する際には山から石が転がり落ちるような大きな轟音がした。数分後、それは二つに分裂し、それぞれの破片は異なる方向へと散っていった」。