2023年6月に行われたキリンチャレンジカップ2023のエルサルバドル戦で代表デビューを飾り、同年末にポーランドのレギア・ワルシャワへと期限付き移籍を果たしたDF森下龍矢。翌年元日に行われたタイ戦でも出場したが、以降はA代表のピッチから遠ざかっている。

しかし、代表での活躍はなくとも所属クラブでは確かな実績を挙げている。Jリーグではサイドバックやウイングバックでの起用がメインだったが今2024/25シーズンは前線での起用もあり、その結果得点に絡む場面も増加。カップ戦なども含めた公式戦すべて合わせるとゴール、アシストともに二桁を超え紛れもない攻撃の中心選手となっている。

これまで日本代表ではサイドバックとして出場してきた森下。現在3バックを採用する試合も多いA代表では出番が薄いようにも感じられるが、海外での起用法を見るに他の複数ポジションも高いレベルで期待に応えられることを証明している。様々なパターンを試せる選手として、今一度招集する価値は十分にあるのではないだろうか。