ただし今回の直接原因は再エネではなく、ヨーロッパの複雑な送電網の基幹系統の事故や連携線トラブル、中給の誤操作などの可能性などが高いと見られています。
その一方で原因は何かが気になります。サイバー攻撃という指摘があると同時に、天候や連携線のトラブルを疑う声もあります。なお、一般論ですがヨーロッパの送電網はメッシュ状であり、日本のくし形と比較すると、電気の流れ(潮流)は複雑です。HknMPrW
— 分電でんこFC(電力・エネルギー業界応援) (@denkochan_plc) April 29, 2025
考慮すると、今回の大規模停電の要因は①スペイン国内の基幹系統事故か、②西仏国際連系線の事故、③中給によるミスディスパッチ に絞られるのではなかろうか?
— 松尾 豪 Go Matsuo (@gomatsuo) April 29, 2025
一点、「再エネ供給過剰に伴う基幹系統や国際連系線の熱容量超過・リレー動作」の可能性を見落としていました。 この場合は、周波数計の記録だけを見ていても分からないですし、「再エネが原因」と言えてしまう可能性はありますね。大変失礼しました。
— 松尾 豪 Go Matsuo (@gomatsuo) April 29, 2025
スペインでは停電時に電力周波数が49.85Hzまで低下し、さらに0.4Hz下がれば欧州全域がブラックアウトする危機だったこともわかりました。
スペインの電力周波数は49.85Hzまで下がった。あと0.4Hz下がったら、欧州全域がブラックアウトするところだった。 P3s6zi2cm
— 池田信夫 (@ikedanob) April 29, 2025
現地では今も公共交通の混乱が続いており、原因究明と完全復旧に向けた作業が続いています。