もし競争率がもっと高く、「勝者一人を決める」ようなコンテストなら、話は違うでしょう。
その場合、平均点では埋もれてしまい、1番手が不利になる可能性が高まります。
「今回の研究結果は単なるお笑いコンテストの話にとどまらない」とチームは話します。
ビジネスプレゼンテーションやスポーツ競技、学校の発表会など、順番が審査に影響する場面は私たちの生活のあらゆる場に存在するからです。
競争率が低い場合なら、あえてトップバッターを志願する方が勝つ確率は高まるかもしれません。
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参考文献
お笑いコンテスト番組のデータから判明! 競争率が低い場合は1番手が最も有利
https://www.omu.ac.jp/info/research_news/entry-17515.html
元論文
Is it advantageous to be first? Evidence from a TV comedy program
https://doi.org/10.1016/j.jebo.2025.107009
ライター
千野 真吾: 生物学に興味のあるWebライター。普段は読書をするのが趣味で、休みの日には野鳥や動物の写真を撮っています。
編集者
ナゾロジー 編集部