シュメール文明に刻まれたアヌンナキの痕跡

 古代シュメールの遺跡からは、アヌンナキの存在を示唆する粘土板が数多く発見されている。特に有名なのが、「エヌマ・エリシュ(天地創造の七つの書板)」や「シュメール王名表」だ。これらには、神々が天から地に降り立ち、王権を授けたとされる記述がある。王名表によれば、最初の8人の王は合計24万年以上もの期間、地球を統治していた。この異常な統治期間が示すのは、単なる人間ではない、超常的な存在――すなわちアヌンナキであった可能性があるということだ。

 また、シュメール神話の「エリドゥ創世記」には、大洪水による人類滅亡の危機と、それを救うために神エンキが人類に警告を与えたという記述も見られる。これは聖書のノアの洪水伝説と酷似しており、これらの伝承がアヌンナキを中心とする共通の起源を持つことを示唆している。

古代の神々アヌンナキは「金」を採掘しに地球に来た? シュメール文書と惑星ニビルの謎
(画像=画像は「Wikipedia」より,『TOCANA』より 引用)