古代メソポタミアの粘土板や神話に登場する「アヌンナキ」は、地球外からやってきた存在とされている。なかでも、アヌンナキが金を採掘するために地球に降り立ったという説は、長年多くの議論を巻き起こしてきた。この伝説は単なる空想ではなく、シュメール文明をはじめとする古代の記録や、世界各地の伝承とも重なり合う部分が多い。この記事ではアヌンナキと金採掘をめぐる物語の真相に迫る。
【こちらの記事も人気です】
アヌンナキと人類創造の神話
作家ゼカリア・シッチンが提唱した説によれば、アヌンナキは自らの母星「ニビル」から地球へとやってきた。その目的は金の採掘である。ニビルの大気は崩壊の危機に瀕しており、金を使ってその大気を修復しようとしていたという。しかし、金採掘は過酷な作業であり、アヌンナキ自身が行うことを避けるため、人類を労働力として創造したとされる。このとき、アヌンナキは自身のDNAと地球上の原人のDNAを掛け合わせ、「アダム」と呼ばれる最初の人類を作り出した。この神話は、旧約聖書のアダムとイブの物語とも通じる部分があり、宗教的な起源についても新たな視点を提供している。

(画像=イメージ画像 Created with AI image generation (OpenAI),『TOCANA』より 引用)