一方、城北・城東エリアなど実需層が中心の地域では、価格が高すぎて買い控えの動きが出てきており、練馬区や江戸川区などでは前月比マイナスとなっているとのことです。

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いま住宅を初めて買う人にとって、状況は非常に厳しいです。23区内で新築マンションを買うには、年収1000万円以上が最低ラインで、都心部では2000万円以上が必要とされています。中古物件まで視野を広げれば、年収750万円あれば手が届く場所もあります。
世帯年収で買える東京の中古マンションが話題です
では具体的に今どのマンションが買えるのか僕なりに調べてみた
前提条件は
・頭金無し・変動金利0.9%・返済比率25〜30%・ファミリー向け70㎡前後
※つまり日経新聞の記事にある試算前提とは異なり自ずと結果も異なる点にはご注意! pic.twitter.com/vNFhjhumbp
— おかぴ (@okapi_poke) April 10, 2025
こうした不動産価格の高騰は、家を買ったかどうかで資産格差がついた10年の帰結だったとも言えます。
この10年ぐらいの日本社会を見ていると、大学の格とかどこに勤めているかとかほとんど関係なくて、単に住宅ローンで家を買った人が金持ちになった。それで独身なのに住宅ローンで家を買う人なんかほとんどいなくて、結婚して子供ができて何も考えずそういうもんだと家を買った人が金持ちになった。
— Kazuki Fujisawa (@kazu_fujisawa) April 24, 2025
その一方で、金利上昇の影響も出始めており、無理なローンを組んだ人が支払いに行き詰まり、競売物件が15年ぶりに増加しています。今まで買えなかった人にとっては、中古市場にチャンスが出てくるかもしれません。