釣り人でなくとも、誰もが一度は旅先などで「ここに住めたら」と思ったことがあるのではないだろうか。今回は、筆者が一大決心をして、愛知県から和歌山県南部へ移住したきっかけから、移住後の生活について記していきたい。第4回となる今回は、移住後の新生活についてお届けする。
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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)
和歌山南部で釣り暮らし開始
念願だった和歌山県南部での生活が、ついに始まった。住居探しには意外と苦戦したが、無事に引っ越しを終え、自家用車で二往復しながら道中で釣りも楽しんだ。引っ越し完了後は、近隣の方々に挨拶をして回る。
都市部から移住してきた“よそ者”である私にも、みなさんは分け隔てなく接してくれる。こうした人の温かさも、和歌山県南部に移住したいと思った理由のひとつだ。

釣果で冷蔵庫が満タンに
電化製品を含む生活用品の準備も整い、入社日まではしばらく時間があったため、近場の釣り場へと足を運んだ。家から数分で全国屈指の釣り場にアクセスできる、まさに最高の環境だ。
一年で最も寒い時期ではあるが、この時期の和歌山県南部では「アラハダ」と呼ばれる大型のカマスが狙える。

アジングやエギングでも釣果を得られ、あっという間に冷蔵庫は釣った魚でパンパンに。

一人暮らしのため、釣果に食が追いつかない状態になり、毎日のおかずが釣魚という日々が始まった。

アジは南蛮漬け、カマスは酢締めや干物にして冷凍するなど、日持ちする調理方法も考えるようになった。
