マイナカードはだいぶ普及してきましたが、こんなものは普及するのが当たり前だったのにかつては「国民総背番号制度」という猛反対のシュプレヒコールもあるなど難産の末でありました。

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同義では憲法改正すらできないのはそれを議論することすら躊躇されるほどネガティブな理由をこれでもか、と探し出すからでしょう。私は日本在住の方からは「ドライ」と思われています。もちろんやり方や改革をすることにはハードルがあります。ただそのハードル超えると悪くなるよりもよくなることを期待しているからで、だめならまた更に考えて改善を繰り返すのがこちらのスタイル。ところが、日本は一度でも駄目だと「永遠のバッテン」がつくのです。
伝統を守るという言葉で押し切られてしまいそうですが、伝統と改善改革は違います。私はいつも日本批判をしているだろうと思われる方もいるのですが、日本好きの私が批判する理由はありません。外から見て「なぜだろう」と不思議に思うことを指摘しているだけであって、良いことは良いとほめるし、今回のように意見することもあります。一人でもハッと思っていただけるとそれは書き手にとってありがたく思うことでもあります。
では今日はこのぐらいで。
編集部より:この記事は岡本裕明氏のブログ「外から見る日本、見られる日本人」2025年4月23日の記事より転載させていただきました。