後者の人々がどれだけ本気かは分かりませんが、多くの人は相手がたとえAIであっても、礼儀正しい言葉を使うことは「人として正しいこと」だと感じているようです。

こうした傾向に同調するように、Microsoft Copilotの設計チームディレクターであるカーティス・ビーバーズ氏は、「お願いします」という一言でプロンプトを書き始めることを勧めています。

またAIが応答したなら、感謝の気持ちを伝えるようにも勧めています。

そうすることで、AIが人間の丁寧な会話から学習し、応答の質を高めてくれるというのです。

とはいえ、現段階では、どちらの主張が正しいと結論を出すことはできないでしょう。

AIが私たちの生活に欠かせないものとなり、今後ますます人間に近づいていくことで、この議論はいっそう燃え上がっていくことでしょう。

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参考文献

Your politeness could be costly for OpenAI
https://techcrunch.com/2025/04/20/your-politeness-could-be-costly-for-openai/

Sam Altman Admits That Saying “Please” and “Thank You” to ChatGPT Is Wasting Millions of Dollars in Computing Power “You never know.”
https://futurism.com/altman-please-thanks-chatgpt

AI Etiquette: Why You Should Add a “Please” & “Thank You”
https://techsevenpartners.com/ai-etiquette-why-you-should-add-a-please-and-thank-you-when-using-ai/