岸破政権は少数与党という国会で弱い立場であるだけでなく、党内からの協力も得づらい立場にあります。

こうなってくると赤沢亮正大臣がトランプ政権から持ち帰らされる宿題に対して、強気な条件で交渉は出来ないでしょう。

威勢が良いのは無責任に悪口を言う時だけだった党内野党出身の総理、その背後で実権を握るのは米国に要求されるまま党内の手続を無視してLGBT法案を強行させた人物。しかもこの背後で権力を握っている人物は党内権力闘争と財務キャリア優先の派閥としての思想を最優先にしていて、昨年暮れにわざわざ官邸に直接出向いて安倍昭恵氏がせっかく作ってくれた訪米の機会をキャンセルさせるなどしてきました。

非常に弱い政権で実務能力も低く、その飼い主が他への協力を得るより派閥の都合優先ときています。こうなうるとトランプ政権から要求された条件をかなり一方的に受け入れてしまうリスクが高そうです。

たとえば日本が持っている巨大な外貨準備金から毎年数兆利益が出ているのでそのまま塩漬けにしておくくらいならこの利益を上回らないように毎年3兆円くらいずつ米国から兵器を輸入しますとでも言っておけば日本はかなり美味しい条件を取れるように思います。

天下り先を一つ減らすことになるかもしれない財務キャリアが徹底抗戦してくるでしょうから、財務キャリアの犬派閥が実権を握る岸破政権ではほぼ無理な話であろうとは思いますが……。

編集部より:この記事は茶請け氏のブログ「パチンコ屋の倒産を応援するブログ」2025年4月17日のエントリーより転載させていただきました。