そう、著者が子供の頃に齧った「ネギ臭い葉っぱ」は、立派な食用野草であるノビルだったのだ。
実は身近な野食材
茸本氏の様々な動画を拝見した後、渓流釣りを楽しむついでに「食べられる野草があるかも?」という目で周囲を注意深く観察してみると、実に様々な野草がある事に気付いた。山奥まで行かなくても案外沢山の「食べられる野草」があるので、今現在は茸本氏の図鑑を片手に楽しんでいる。

河川敷の物は採集可
動画内で茸本氏も言及しておられるが、基本的に河川敷の物は「河川法」等によって規定されており、国定公園などに指定でもされていない限り、基本的には採集が可能だ。だが、「木や竹を切る」といった行為の他、「地形改変」や「漁業権のあるものを採集」は当然ながら禁止となっている。

今回の「野草を摘む」という行為は問題ないと言える。ただし、希少種の有無や採りすぎには十分に注意しよう。
オススメ野草その1 アブラナの仲間
ではここから、著者が実際に採集・実食してみた上で「これなら毒草と勘違いすること無く安心だ」と自信を持ってオススメする、初心者向けの野草を紹介したい。まずはアブラナの仲間だ。
見分けが簡単
春になるとお浸しやカラシ和えで食べたくなる「菜花」は、アブラナ科の総称。二月頃からスーパーや道の駅などで購入できるが、実はどこにでも生えているポピュラーな野草だ。三月~五月には特徴的な黄色い花が咲くので、見間違えることも無い。

心配な方は、事前に茸本氏の動画で予習しておくと安心だ。
仲間が沢山いる
アブラナ科は外来・在来共に比較的多くの種がみられ、さらに交雑しやすい。そのため、「これはアブラナ科の○○だ」と特定するのは比較的難しいが(同定という)、基本的にはどのアブラナ科も食すことが出来るので安心だ。
