■「コンクリートの蓋」がつま先に倒れてきたことも

普段は救助隊や消防隊員として、火災現場や救助現場、救急現場などに出動しているえるいーさん。

靴底の釘に気づいた経緯について、「交通事故現場に出動した際、車から漏れたエンジンオイルなどが靴裏に付着したので、仕事が終わって帰る前に靴裏の汚れを落とそうと裏返した際に見つけたものでした」「写真の通り、釘の頭が少しだけ見えていたので『大した深さではないだろう』と思い、手で引き抜こうとするもびくともせず、ペンチで引き抜いたら思わぬ長さで驚きました」と、振り返っている。

また、釘を踏んでしまったタイミングについては定かではないが、「木造建物の火災に出動した際、燃え落ちた建物内での活動時に踏んでしまったのかもしれません。特に冬場は火災が多いので…」とのことであった。

靴底に根元まで刺さった謎の物体、引き抜いてゾッとした 一歩間違えば「破傷風」と話題に…
(画像=『Sirabee』より引用)

また過去にも、今回のように「安全靴を履いていた本当に良かった…」というシチュエーションに何度か遭遇しているという。

その例として「消防業務の一つで、街中にある防火水槽のコンクリート製の蓋を開け、水槽内の水量などに異常がないかを確認する機会があります。新人の頃、道具を使って持ち上げた蓋が倒れてきてつま先が挟まれたことがあり、怪我も覚悟しましたが、つま先の保護カップのお陰で全くの無傷で済んだ経験があります」というエピソードを語ってくれたのだ。