トランプ米大統領は、FRB(連邦準備制度理事会)のパウエル議長に対する不満を繰り返し表明し、早期の利下げを強く求めています。
◆ パウエルを攻撃トランプ大統領がパウエルFRB議長に利下げを促すとともに、解任を望んでいます。さきほどSNSで「原油も食品も値下がりし、アメリカは関税で豊かになっている」とし、ECBと比べ、利下げが「遅すぎる」と批判。パウエル議長の「解任」を公言するのは今政権になって初とみられます pic.twitter.com/J7bTE7P6sv
— 後藤達也 (@goto_finance) April 17, 2025
ECBは7度目の利下げを予定しているが、いつものように「遅すぎた」上に「間違っている」FRBのジェローム・パウエル議長が昨日発表した報告書は、またしても典型的な「めちゃくちゃ」だった!原油価格は下落し、食料品(卵さえも!)は値下がりし、アメリカは関税で潤っている。遅すぎた議長はECBのようにずっと前に金利を引き下げるべきだったが、今すぐにでも引き下げるべきだ。パウエル議長の解任は一刻も早くしてほしい!
そして、トランプ大統領は「彼はいつも遅すぎる」「私が望めばすぐに辞めさせられる」と発言し、自身のSNSでも「解任は早ければ早いほどよい」と投稿し、とうとうパウエル議長の解任にまで踏み込んでしまいました。
トランプ大統領 “FRB議長 私が望めば去ることになるだろう”LjNbxrPNAu #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) April 17, 2025
ただし、大統領にFRB議長の即時解任権限があるかは法的に明確ではありません。
トランプ氏のパウエルFRB議長の解任は法的に困難だが、来年の任期後に再任しないのは確実。前倒しで後任候補を指名し、パウエル氏の発言を公に批判させて権威を弱める戦略がある。早期利下げを促すが、実際FRBはデータに基づく対応で後手に回り景気後退リスクが高まっている。 YtsELNo26F
— 朝倉智也(Tomoya Asakura) (@tomoyaasakura) April 17, 2025