「地獄」の実態とは? 魂が見る悪夢の世界
しかし、すべての魂が穏やかな旅を続けるわけではない。カーター氏は、第三界層について次のように説明する。「誰もが第三界層で理想的な存在状態を享受するわけではない。その下層レベルは、暗く、陰鬱で、荒涼とした場所として描写されている。そこには子供はおらず、生前に利己的で邪悪な人生を送ることを選んだ大人たちの魂だけが存在する」。
彼らがこの「下層領域」にどれだけ留まるかは、「彼ら自身が利己的で道徳的に未発達な状態に留まることをどれだけ選び続けるか」にかかっているという。つまり、カーター氏の解釈によれば、伝統的な意味での「地獄」とは、魂を罰するための拷問部屋のような場所ではなく、むしろ「恐れを抱く心が自ら作り出す悪夢」に近い状態なのだ。
さらに高次の第5、第6、第7界層に進むにつれて、その様相は私たちの地上の経験からますますかけ離れていくため、言葉で説明することは極めて困難になるとカーター氏は述べている。

(画像=クリス・カーター氏 画像は「Daily Star」より,『TOCANA』より 引用)