フジの現経営陣とアクティビストの戦いになるわけですが、現時点で単純計算するとダルトンと関連グループで7.2%、北尾氏のSBI傘下のレオスキャピタルが5.1%、村上氏のグループが11.8%で村上氏がダルトン氏と歩調を合わせるとしても24.1%にしかなりません。ただし、各グループとも買い増しする可能性はあるし、彼らに協力してくれる人も多い気がします。また個人株主は株価上昇を期待するので経営刷新に賭ける手はあるでしょう。
蓋を開けてみないと何とも言えませんが、現経営陣がそのまま残ることは現状難しい気がします。むしろ、日本のメディアの構造は地方の放送局との提携関係を含め、どうなのかなぁという気がしています。フジが変われば業界地図が大きく変わることもあり得るでしょう。私はそういう意味での期待感は持っています。
では今日はこのぐらいで。
編集部より:この記事は岡本裕明氏のブログ「外から見る日本、見られる日本人」2025年4月17日の記事より転載させていただきました。