実はこれは当時から怪しい人間が噛んでいた、胡乱な話だったと言われていました。

維持整備の費用がかなり高額なんです。直近ですと、2022年から5年間、およそ128億円で民間の会社と維持整備の包括的な契約を結んでいます。

それでも、機体から多くのさびやひび割れが見つかったり機内装備の経年劣化により現場からは「直しきれない」という悲鳴があがっているそうです。

これはおかしな話だと気が付けないといけないが、取材側に知識がない。空自のC-130Hだって30年選手ですよ。基本的に同型機です。それと比べてどうなんだ、という話ですよ。なぜ海自のRがそれほどひどいのか。そこは取材すべきでしょう。

海上自衛隊 C130R 防衛省・自衛隊HPより

率直に申し上げれば使いものにならない、クズを掴まされたということですよ。その経緯を防衛省は明らかにすべきです。

―新たな輸送機を買うなど、根本的な改善策はとれないのはなぜなんでしょう?

政府関係者からは「輸送という任務が軽視されてきたのではないか」との指摘が上がっています。「ミサイルやイージス艦など、直接戦闘に用いる装備品のほうが予算が通りやすい傾向にある」というんです。

その傾向がないとはいわないが、基本的には第日本帝国海軍海上自衛隊は誤りを犯さずという無謬と隠蔽体質があるからです。黙っていればバレないんだという組織文化があります。だから問題がある事自体を認めないから対策を取ることがない。稼働率が3割のP-1も同じです。

防衛省の今年度予算をみても概算要求に盛り込まれた戦闘機や艦船などの中で、財務省などとの折衝の結果、数が削られたのは輸送関連の船舶のみでした。輸送機をめぐっては別の懸念もあります。

別にこれは問題ない。輸送船舶は新設の部隊であり、多少減らされたところで体制に影響はない。

C130Rの代わりとは別に、関係者によりますと石破総理は大型輸送機C17の購入の検討を防衛省に指示しました。