とはいえ気楽に取り組めるような上げではなく、S&P 500の日中値幅は月曜8.51%、火曜7.27%、水曜10.77%と2008年秋のGFC以来で最大の値動きの連続となった。
GS CTAは既に十分ポジションを落としているものの、長期スレッショルドまでぶち抜いておりGSは4月中旬まで緩やかな売り増しが続くと推定する。もっともこれは1週間前までのデータに基づいており、先週指数が切り返したと言えば切り返しているので、上昇トレンドに復帰することでCTAにはそのうち買い方向に向かわせることもできるだろう。
一方、1日2%どころではない値動きが続いているので、Volコントロール型の買戻しは遠い。もっとも先週に限って言うと大幅に動いた翌日の引け前に目立った売りも見られていないので、既に大半のポジションを振り落とされている可能性もある。
BofAのCTAは深いショートからの買い戻しを示唆する。
極めて久しぶりに、BofAがリスクパリティのポジショニングを推定したものが流れてきた。株式は年末から落とされているが、直近でボラティリティが上がった債券をぶん投げているのが興味深い。国債が安全資産でなくなったということか。MOVEの高止まりはVIXの急速な低下を阻害する。
DBの統合ポジショニングも15%パーセンタイルまで縮小している。
久々のBofAのディーラー・ガンマプロファイルは5500近辺でゼロになるまでネガティブガンマ域が続く。5500に取り付いてポジティブガンマ域に潜り込めればじり高に移行できるし、できなくても木曜のOp Exでネガティブガンマは解消されやすいだろう。金曜はグッドフライデーである。
GSプライムブローカーの顧客は近年見られない水準までショートを傾けた。
BofAは海外投資家からの米国売りを指摘する。
一方、個人投資家は2、3月の買い越しに続いて4/9の上げも追いかけている。