日本代表のキャプテンMF遠藤航がクラブに加入した2023/24シーズン、プレミアリーグにおいてユニフォームおよびグッズの売上でリバプールを上回ったクラブはなかった。昨季はシーズンを通して好調だったことを考えれば、それも当然の結果だろう。ユルゲン・クロップ前監督が指揮を執る最後のシーズンとなったこの年、一時は前人未到の4冠達成も視野に入っていたが終盤に失速。

それでも世界中に熱狂的なファンを持つクラブとして知られるリバプールは、この分野で多額の収益を上げているのも不思議ではない。現在はアルネ・スロット監督体制1年目のシーズンに突入しており、ここまでのリーグ戦では圧倒的な戦いぶりを見せている。もしリーグ優勝を果たせば、今シーズンはさらに多くのユニフォームが売れることになるかもしれない。


バルセロナ 写真:Getty Images

3位:バルセロナ(ラ・リーガ/スペイン)

売上額:1億7100万ユーロ(約278億5,020万円)

ラ・リーガを代表するバルセロナは、ここ数十年にわたり世界中から高い支持を集めてきたクラブである。FWリオネル・メッシ(現インテル・マイアミ)の退団など、近年やや低調な時期があったとはいえ、リーグ3位という実績からもその立場は揺らいでいないようだ。意外なことにメッシの退団は実際にそこまで際立った売り上げへの影響を見せていない。彼なしでもファン層を維持し続けている。

今2024/25シーズンはハンジ・フリック監督の下で再建が進みつつあるが、昨シーズンは決して成功とは言えなかった。そんな中でもFWラミン・ヤマルの台頭は明るい話題となり、依然としてクラブはユニフォーム販売で莫大な収益を上げ続けている。現在もラ・リーガで好調を維持しており人気に衰えはなさそうだ。

バイエルン・ミュンヘンのサポーター 写真:Getty Images

2位:バイエルン・ミュンヘン(ブンデスリーガ/ドイツ)

売上額:1億7100万ユーロ(約278億5,020万円)