業種別では、銀行業や鉄道・バス業界で初任給の引き上げ幅が大きく、採用競争が激化しています。ただし、その初任給の賃上げの原資は、ミドル世代の昇給を抑えることでねん出している側面もあります。

そもそも氷河期世代は政治からもなかったものとされてしまいました。

一方で、アメリカのトランプ政権による関税政策などで世界経済の先行きが不透明になっており、企業業績が悪化すれば、新卒採用計画を縮小する企業も出てくる可能性があります。

ただし、新卒の初任給が30万円以上となっても、それに見合ったパフォーマンスを出すにはしばらく時間がかかりそうです。