※4)Monitoring Serum Spike Protein with Disposable Photonic Biosensors Following SARS-CoV-2 Vaccination

図2 コロナワクチン接種後の血中スパイク蛋白の推移 出典:Sensors 2021,21(17),5857

最近、イエール大学の研究チームが、ワクチン接種後慢性疾患患者において、スパイク蛋白を経時的に測定した結果を報告した※5)。

※5)Immunological and Antigenic Signatures Associated with Chronic Illnesses after COVID-19 Vaccination

ワクチン接種後慢性疾患と名付けられているが、主な症状は倦怠感、ブレインフォグ、睡眠障害、筋肉痛などで、ワクチン後遺症と考えて差し支えない。ワクチン接種後慢性疾患患者は、健常人コントロールと比較して、統計学的に、優位に血中スパイク蛋白のレベルが高かった。ワクチンによって産生されたスパイク蛋白は、ワクチン接種後、最長709日後にも検出されている(図3)。

気になるのは、スパイクタンパクの血中レベルが、時間が経過しても低下していないことである。体内で、持続的に産生されなければ、このようなことはみられないであろう。

図3 ワクチン接種後慢性疾患患者における血中スパイク蛋白 Control-1:コロナ感染歴のない健常人、 Control+1:コロナ感染歴のある健常人 PVS-1:コロナ感染歴のないワクチン接種後慢性疾患患者 PVS+1:コロナ感染歴のあるワクチン接種後慢性疾患患者 出典:Immunological and Antigenic Signatures Associated with Chronic Illnesses after COVID-19 Vaccination

厚労省のホームページには、mRNAはDNAに組み込まれることはないと記載されているが、ワクチンにDNAが混入していたとしたら、混入DNAが組み込まれる可能性はないだろうか。筆者は、以前、コロナワクチンのDNA汚染について触れたことがある※6)。