ごく当たり前ですが、暴飲暴食、過度の飲酒、喫煙を控え、運動をして健康に良いものを食べるという工夫が認知症の発症をも遅らせるわけです。
ここまでは誰でもわかっていることです。ここからが私の独創です。
初期認知症になっている人がまだ記憶を引っ張れるうちにデジタルクローンを作る、というのが私のアイディアです。デジタルクローンはロボットのようなクローン人間が横にいるという超先端技術の話は倫理上いろいろありますのであくまでも認知症になりそうな方の予防措置という意味で画面上にデジタルクローンを作るのです。
たとえばコンピューターの画面に映るひろのデジタルクローンは本物のひろの顔にそっくりですが、それ以上に受け答えが本物のひろとほぼ同じなのです。趣味も考え方も行動規範も価値基準に至るまで全てほぼ同じ。とすれば将来、判断力が無くなった本物のひろに変わって本人の意思を代替できるとすればどうでしょうか?
「ひろさんはすっかりボケっちゃって!」という時、「そうだ、デジひろに聞いてみよう」というわけです。それにより本物のひろが望んでいることをデジひろが代わりに述べ、それに基づき、判断行為をしていくというわけです。
このヒントは先日、あるオンラインイベントに出席していた際、孫正義氏の弟の孫泰蔵氏がメインスピーカーで、ご本人から革新的な技術の準備をしているような話があり、「内緒」と言いながらも会話の流れからたぶんクローンを想定しているなと思わせたのです。(私が想像力を膨らませすぎたのかもしれませんが、自分の不得手な部分をカバーさせるAI技術という趣旨だったのです。)
もう一つはオルツという会社の存在です。この会社は米倉千貴さんという方が創業者なのですがもともとは米倉兄弟で事業を始めたのです。その兄貴分はバンクーバーにいて何度も接点を持ったのですがだいぶ前に兄貴だけがオルツから降りたという経緯があります。ただ、それがきっかけでオルツが日本で最先端のクローン技術を持っている企業の一つだということも理解しており、時折その進捗状況をチェックしていたのです。