モバイルコンピューティングの新たな可能性

 アップルは自社開発のMシリーズプロセッサで、メインメモリをCPU、NPU、GPUで等しくアクセス可能にすることでAIパフォーマンスを引き上げている。同様のアプローチはクァルコムやAMDなどのSoCが採用してくるだろうが、NVIDIAソリューションの魅力は、圧倒的に高い性能を求めるゲーミングPCユーザーや、AIの先端研究におけるニーズを満たすパフォーマンスレベルの高さに他ならない。

 GeForce RTX 50シリーズ ノートPCの登場は、モバイルコンピューティングにおいて、そのパフォーマンスをどう活かしていくのか。AI PCとしての未来を占うものになるかもしれない。

 高度なAIをパーソナルな環境で利用できるようになることで、私たちの働き方、学び方、そして創造性は大きく進化するかもしれない。AIと高性能グラフィックスの融合は、これまで想像もしなかったような新しいアプリケーションやサービスの創出を促すだろう。

 どれほど業務効率を高めるか?といった色気のない話が、最高のゲームパフォーマンスを求めるユーザーの熱気に支えられているとしたら、それもまた痛快な話ではないか。

(取材・文=本田雅一/ITジャーナリスト)

提供元・Business Journal

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