NVIDIAエコシステムによるAI活用の促進

 NVIDIAは、RTX GPUに搭載されたAIテクノロジーを活用するためのエコシステムも構築している。

 NVIDIA NIMマイクロサービスやAIブループリントを利用することで、ユーザーは自身のニーズに合わせてAI機能を簡単に利用できるようになる。これらのツールを活用することで、言語モデル、音声モデル、検索モデル、ビジュアルデザインモデル、ビジョンモデルなど、多岐にわたるAI機能を手軽に利用でき、様々なタスクの自動化や新しい機能の開発を加速させる。

 これまでは、ノートPCに搭載できるミドルクラスのGPUでは、あまり大きなAIモデルを動かせなかった。VRAM上にオンメモリで実装できなければ、いくらTensorコアが高性能であったとしても(AIパフォーマンスの高さは)宝の持ち腐れだ。

 しかし、現時点では提供が始まっていないが、RTX 5060TiのデリバリーがノートPC向けにも始まれば、ビジネス向けノートPCにおけるAI活用にも活路が出てくるだろう。このバリエーションには16GバイトまでのVRAMを搭載できるため、より大きなAIモデルをGPUに実行させることが可能になる。