お前は昭和だな、と言われるかもしれませんが、打たれ強い人が私は欲しいのです。就活マニュアルで美しい履歴書をいくら作っても人事担当者も私もほぼ瞬間に見抜きます。そしてAIで作ったかどうかもわかります。なぜわかるかといえば語彙や言い回しが機械的なんです。でも今の就活、AIを使わない人が少ないでしょう。ならば生身の人間と面接するとどうなるか、といえば美しい履歴書に対して恐ろしいほどギャップが出てしまうのです。受け答え、話す内容の質、使う言葉や語彙、ポイントを端的にまとめられない…いろいろです。その中で私はその人の人生まで見抜く必要があるのです。わずか20分の面接は雇う側も真剣勝負で最終的には職歴や職能と共にパーソナリティが判断の半分は占めると思います。
化粧は化粧なんです。短所を聞くなと言われれば聞きません。それでも化粧の向こう側の人の性格は見抜けるものなのです。人事の人はプロなのです。そこはどんなに隠しても見えてしまうものです。よってコンサル主導の就活テクニック論は今も昔も大流行ですが、最後はその人の素が全てだと思います。
では今日はこのぐらいで。
編集部より:この記事は岡本裕明氏のブログ「外から見る日本、見られる日本人」2025年4月11日の記事より転載させていただきました。