こうした背景を考えれば赤沢亮正という人選は米国側からは本気度を疑われる事になりかねません。

むしろ今の政権では米国側とガチで渡り合える人材が見当たりません。持っている権限で言えば加藤勝信財務大臣あたりくらいでしょう。

タフネゴシエーターとして実績のある茂木敏充元大臣に権限を与えて米側との交渉担当者にした方がよほどマシな結果になりそうな気がします。

ですがお友達人事しかしない石破茂にこの判断は無理でしょうし、目先の権力しか考えない宮沢洋一と岸田派を押し切って権限を与える事を石破茂総理ができるとも思えません。

総裁選となったら今度は確実に反岸田派に回りそうな茂木氏に手柄を挙げさせるのは岸田文雄も許さないでしょう。

総理になりたい、総理で居続けたい。それだけを目的に今の立場を選んだのは石破茂ですけど。

周りが盛り立てられるような人材で固められていれば無能でも無能なりに回りはしたのでしょうけど。

岸田文雄と岸田派が想像以上にアホすぎてさらに足を引っ張る状態。

元々あまり人の助言を聞こうとしない石破茂というのも相まって、自爆をくり返すのはさすがに見ていて情けなくなってきます。

麻生氏の助言も無視して80年談話を出して自分が歴史に名を残しつつ、安倍晋三の実績を上書きで塗りつぶす事をやめようとしないあたり、石破茂総理の底の浅さにも呆れるしかないところではあります。

一方、メンツだけが重要な中国共産党は……。

【トランプ米大統領、中国への相互関税率を84%に引き上げ】

米国税関・国境警備局(CBP)は4月8日、中国に対する相互関税率を34%から84%へ引き上げるガイダンスを発表した。ドナルド・トランプ大統領が同日、大統領令で関税率の引き上げを指示した。中国原産の多くの品目で、米国輸入時の関税率は130%程度になるとみられる。 ~以下省略~

(2025/4/9 JETRO)

対抗関税をすぐさま発表し、米国からさらに関税引き上げの反撃を食らう殴り合いというかチキンレースを実施中。