数秘術師の解読:鍵は「36」と「5」、そして「45」

 特定の教義に縛られない終末論研究者や数秘術師たちは、666と616の両方に預言的な意味があると考えている。その根拠の一つとして、彼らは驚くべき偶然を指摘する。それぞれの数字の各桁を足すと、

616 → 6 + 1 + 6 = 13

666 → 6 + 6 + 6 = 18

 となり、これは獣の数字が登場する黙示録「13章18節」と一致するのだ。これは偶然では片付けられない、と彼らは主張する。

 さらに数秘術師たちは、「計算せよ」という黙示録の言葉に従い、本文中のパターンを探る。すると、「獣(the beast)」という言葉が36回、「数字(number)」(獣に関連して)という言葉が5回登場することを発見した。彼らは、この「36」と「5」が重要な鍵だと考える。

616の場合:各桁を掛けると 6 × 1 × 6 = 36

666の場合:これは36番目の三角数(1から36までの自然数の和)である。

 つまり、「36」という数字が、616と666の両方を結びつけているというのだ。そして、数秘術師たちはさらに計算を進める。「36」の各桁を足し(3 + 6 = 9)、それに「数字」の出現回数「5」を掛ける。

5 × (3 + 6) = 45

 こうして、「45」という新たな「魔法の数字」が浮かび上がる。これが真の獣の数字なのか、それとも次なるステップへの鍵なのだろうか。