日本人はふだん日本で作られたお米しか食べていないので、すでにベトナムやタイのお米のほうが美味しいものがあることを知りません。

もし物の値段が上がっているのを何とかしたいなら、まず外国からの農産物にかけている税金(関税)をなくすべきです。

農林水産省が中心になって、外国からの農産物の輸入を強く制限しながら、日本の中では生産量を減らすようにしてきました。その結果、少しでも不作になるとすぐに値段がすごく上がってしまいます。このようなやり方に対して、国民はそろそろ怒るべきです。

グリア氏は農産物以外にも工業製品に言及し、日本の輸出に対する構造的な障害を批判しました。USTRは日本の自動車の安全基準にも懸念を示しており、自動車も重要品目として交渉対象になるとみられます。今後の日米交渉では、関税や非関税障壁、為替問題などが主な協議テーマとなる見通しです。