過去の釣行時に一度も入ったことが無い場所だったので心配したのだが、無事に河原に降りることが出来た。降りた場所には大きく魅力的な淵や瀞があり、アマゴが泳いでいるのが見える。

早速イクラを流してみたものの、やはりスレているのか一切反応しない。ブドウムシも流してみたところ、反応はするが直前で見切られてしまう。それならばと、貴重なキンパクを流してみたところ、目論見通りヒット!さらに、下流にあった瀞ではブドウムシに好反応、18cm~20cmクラスが竿を曲げて楽しませてくれた。

解禁間もない天川村で渓流アマゴ釣り満喫【奈良】22.5cm頭に26匹をキャッチ20cmがヒット(提供:TSURINEWSライター・荻野祐樹)

相変わらずの魚影の濃さ

渓相を楽しみながら川の中を歩いていると、時折アマゴが飛び出してきたり、15cm程のアユが群れで泳いでいたりと、実に魚影が濃い。釣れる魚は天然魚がメインだが、時折2月末に放流されたのであろう成魚放流個体も混じる。

解禁間もない天川村で渓流アマゴ釣り満喫【奈良】22.5cm頭に26匹をキャッチ放流個体と思しきアマゴ(提供:TSURINEWSライター・荻野祐樹)

良型登場!

比較的流れの強い流れ込みが二つぶつかってエグレが出来る好ポイントでは、底付近をじっくり流していく事で良型含め3連発。1番大きなものは22.5cmあり、引き味は最高だ。

解禁間もない天川村で渓流アマゴ釣り満喫【奈良】22.5cm頭に26匹をキャッチ22.5cmのアマゴ(提供:TSURINEWSライター・荻野祐樹)

マナーは守ってほしい

連発後、次の淵も好ポイントなので期待したのだが…どういう訳かアタリが無い。足元には真新しい足跡が多数あったので、この段階では「前日も多数のアングラーが入ったのか」と思っていた。だがここから先、アタリが不気味なほどにピッタリ止まってしまった。

おかしいと思いつつ川のカーブに沿って遡行を続けていくと、カーブを曲がり切った先で50m程前方に先客を発見。先ほど車を駐車した際、周囲には一切車が無かったために「変だな」と感じつつも、これもマナーだと思い静かに下流側から退渓。潔く車に戻ったのだが…なんと著者の車のすぐ正面に、先のアングラーのものと思しき車が停まっていた!これはいわゆる「頭ハネ」だ。正直渓流釣りを楽しむなら、ルールやマナーはきちんと守ってほしいものだ。

下流ではイワナも