ついに限界。私は“使用人”じゃない

今回の法事も、まったく同じ流れでした。

朝から台所に立ちっぱなしで、茶碗を洗って、お茶を淹れて、お供え物を並べて。
ふと気づくと、他の女性たちは世間話に花を咲かせていて、私ひとりだけが黙々と働いている状態。

そして極めつけが、義兄のひと言。

「おーい、メイドさん、こっちにもお茶お願い~(笑)」

……え?

その瞬間、私の中で“何か”が切れました。