日本の場合は特に製造業が特徴的な変化をしてきました。

物価が下落し、名目の国内総生産は減少し、労働者も減り、実質の国内総生産が増加しています。

そして、投資はかなり高い水準が維持されています。

投資による実質=数量的な生産性の向上はあるものの、それを付加価値の増加に繋げられていないという事を物語っています。

労働者1人あたり国内純生産も高い方ではありますが、2022年には卸売・小売業を下回るなど、それほど生産性の高い産業とは言えない事もわかりました。

安く、大量にという規模の経済を追うのは経済活動、とりわけ製造業の基本姿勢ではあります。

それだけではなく、品質の高いものを、適正価格で生産・販売していく余地も大きいのではないでしょうか。

皆さんはどのように考えますか?

編集部より:この記事は株式会社小川製作所 小川製作所ブログ 2025年4月4日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は「小川製作所ブログ:日本の経済統計と転換点」をご覧ください。