西公園の入り口にやってきました。西公園は小高い丘になっており古くは荒津山として親しまれた場所でした。この北は若干の埋め立て地があってすぐに玄界灘になります。大昔は島だったのではないかと推測されるのですが定かではありません。黒田氏の時代に東照権現を守護神として祭られていましたが、今ではその黒田氏を祀る光雲神社が山上にあって人々の信仰を集めています。
階下から階段を一気に登り振り返れば参道脇の桜が咲き誇っています。満開の桜を上から見下ろす気分は爽快です。
先述の通り西公園はその北がすぐ海。その景色を一望できる展望エリアが公園の各所にあります。

桜の向こうは福岡ベイエリア。
玄界灘の小さい島もよく見えます。手前の細長い島は福浜小島、その奥は鵜来島といいます。その向こうは見えていませんが、海の中道があって、志賀島があります。

違うポイントからは海の中道、志賀島まで望むことができました。
西公園では平地に開けた舞鶴公園とは違い小高い丘から桜越しに海を眺めることができました。お互い近くにある桜の名所ですが、それぞれ違った景観が楽しめて得した気分です。城址あり海あり、バラエティに富んだ桜の景観が楽しめる福岡。なんと贅沢な町だと思いながら桜の花を堪能して帰路についたのでした。
編集部より:この記事はトラベルライターのミヤコカエデ氏のnote 2025年4月4日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はミヤコカエデ氏のnoteをご覧ください。