福岡に異動して初めての春がやってきました。

前任の事務所よりもかなり業務が忙しく、気がつけば福岡では桜の満開宣言が出されていました。このままでは桜の見ごろを逃してしまう。多忙な中スケジュールをこじ開けて福岡きっての桜の名所を訪ねることにしました。福岡で春を迎えられるのは多くて2回。この機会を逃してはいけません。

福岡城の堀跡に映える桜。

やってきたのは福岡市の中心部にある舞鶴公園。戦国時代、黒田長政がこの地を治めるために築いた城の跡に造られた公園です。

かつてこの地は警固(けご)と呼ばれていました(この地名は今も天神地区に残ります)が、黒田氏に所縁の深い備前国福岡(現在の岡山県東南部)にちなんで福岡に改名されました。城の名残を感じるような建造物はほとんど残っていませんが、石垣はかつて黒田氏が治めた時代のまま残っています。

本丸跡付近は城址というよりはすっかり公園となっています。満開の桜が公園を彩り多くの市民で賑わっていました。

春だね。

よく言われることですが、福岡は空港が街の真ん中に会ってとても近いです。舞鶴公園上空は着陸する飛行機の航路になっていて大型の飛行機が次々と飛んできます。

これだけ大きな機影を都心で見られる場所はかなり限られていると思います。桜も見ごたえ充分ですが飛行機が好きな方にも楽しめる公園です。

今日は桜を見るだけ!と思っていたんですが、やっぱり買ってしまいました。頑張ってる自分に乾杯、おつかれ生です!誘惑には勝てません。

桜まつり期間中は屋台も充実しています。1月まで静岡県にいたので富士宮焼きそばがあったのはうれしい。福岡の人から見たら1000キロ以上も離れた異国の地の焼きそば。みんな知っているのかな??

さて、舞鶴公園を出たあとは「西公園さくら参道」と呼ばれる道路を北に向かって歩いていきます。さくら参道というだけあって沿道には桜が植えられていて美しいです。