この次の大統領は「共に民主党」の李在明氏が6月の選挙を通じて選べばれることが有力視されているようです。対日本では強硬派と理解しています。貴国の世論は一部の高齢者層などを中心に狂信的ともいえる反日の方もいらっしゃいますが、歴史問題を含む日韓問題は双方の努力もあり、10数年前に比べ、落ち着いてきており、お互いが歩み寄り、若い世代に於いては双方向の交流を通じて感情問題はずいぶん解消されていると認識しています。一方、狂信者が必要もない火を焚きつることで世論を扇動しようとする火種もまだ残っていると思います。ですが、その手法はもはや古いことに気が付くべきです。

今後、日米韓の防衛と安全保障の問題がクローズアップされてくるでしょう。トランプ氏のスタンスは金を使わないために米軍駐留のコストを無駄だとし、日韓に金を出せと脅してくるでしょう。トランプ氏は「嫌ならいいんだぜ」と言い、「俺はバディの金正恩と直接駆け引きが出来る」と豪語するでしょう。この時、日韓がどういう態度で臨むのか冷静に考えるべきです。貴国も今回の関税問題で相当のダメージを受けるでしょう。その状況下で日本と疎遠になることは一文の得にもならないことは子供でも分かります。感情だけで先走るならそれはどうぞご自由にと申し上げますが、我々の地政学的特性だけはご理解いただきたいと思います。

後記

Marina New Office Apr 2025工場制作していた海上浮上型事務所が遂に200キロ離れた工場から船でえい航されてきました。一階部分は防水と傷防止のラップをしています。1月末には完成していたのに風が悪く、えい航に2カ月以上待たされました。えい航だけで3艘の船を使い、狭い湾内での作業用はえい航船を大型船から小型船に切り替え、前方に引っ張る船と共に後方にはもう一艘が後ろ向きで軽く推進力をかけ、浮上事務所がブレないようにして運びます。へぇ、凄いと思うでしょう。請求書はもっとすごいです。保険を含めたえい航だけで600万円は高すぎです。