ここまで書くと東京は収入が多いから子供も多いのだ、というのもでてくるから全国で人口あたりの子供が多い自治体を見てみよう。

1位は飛び抜けて沖縄

全国6.3

沖縄9.4 福岡7.2 滋賀7.1 愛知7.1 鳥取7.0 佐賀7.0 熊本7.0 東京6.8 岡山6.8 宮崎6.8 鹿児島6.8

ワーストは 秋田4.3 岩手4.9 青森5.0 北海道5.2

であり、明らかに西高東低。 しかし高齢化が顕著な鳥取、鹿児島、宮崎あたりも上位にいるから、「一般的に高齢化率が高いと子供の出生率は低いがそうでない自治体もある」ということができる。ちなみに日本で高齢化率が一番低いのは東京、次いで沖縄、愛知だから、高齢化率が低いほど出生率は高いというのは確実に言えますね。

また、日本でもっとも世帯収入が低い沖縄は合計特殊出生率でも、人口あたりの出生数でもぶっちぎりなので、「高所得ほどたくさん子供を作る」というのは間違いであるともいえる。鹿児島も宮崎も熊本も世帯収入ランキングでは下位。 ここから言えることは「子供の数は世帯収入の影響もあるが、それだけではない」ということ。

開放的な県民性 日照時間が長くて活動的 服飾にかかるコストが小さい 大学進学率が低め(東京や愛知は高い) というような傾向があるが、実は九州・沖縄が出生率が高い理由はいまだこれだという結論が出てないらしいということです。

日本農業の真実

SNSを見ていると、もっと農家を大事にしろ、または農協が悪い、農協は悪くないなどバラバラな意見が吹き上がっている。農家もいいところも悪いところもあったし、農協も同じだ。自民も野党も農林族という族議員が農業を過保護にしすぎたし、バラマキが過ぎた。一冊くらい本読んで農業の歴史について学んでもいいと思うんよ。

編集部より:この記事は永江一石氏のブログ「More Access,More Fun!」2025年4月3日の記事より転載させていただきました。